こんにちは、じょにーです。
サワラといえば、西京漬に塩焼きに、とリーズナブルな食卓の味方。僕は自分でサワラを釣ってからは、大好きな魚になりました。サワラ美味しすぎます。毎日食べたい。
ぜひあなたにも食べてもらいたいです。生態を知って、大物をゲットしましょう。
サワラが釣りたい、どんなタックルで挑めばいいの?
サワラの生態は?うまく釣るには?
こんな人に、読んでもらいたいです。
<本記事の内容> サワラの生態を知ることができる。 サワラに適したタックルと釣り方がわかる。
釣り経験は25年ほど、安定した釣果を出す方法を研究してきました。
海釣りが大好きで、魚は自分で料理します。ととけん2級の魚好き。
それでは、本題です。
釣り人が知っておきたい、サワラの生態
名前の由来、岡山で珍重
サワラは漢字で「狭腹」と書き、そのほっそりとした体型が名前の由来と言われています。また魚偏に「春」とも書かれ、瀬戸内海から関西では春に多く獲られます。
昔から岡山では珍重されていて、「サワラの値段は岡山で決まる」と言われるほど。現在は流通網の整備と高速化により、全国で新鮮なサワラを食べることができるようになりました。春にたくさん獲れるサワラですが、実は味の旬は冬。秋から冬に向けては、脂が乗り、「トロサワラ」などと呼ばれます。
サワラは近年増加中
表は全国のサワラの漁獲量を示しています。サワラの漁獲量は、1990年代後半の4000tレベルから増加しており、2015年以降、90年代の5倍まで増加しています。
90年代までは、漁獲量のほとんどは西日本に集中していましたが、2000年を境に一気に北へ広がりを見せ、現在では岩手や青森などでも確認されています。全国で獲れるようになったことで、知名度も上がり、また釣りのターゲットとしても狙いやすくなりました。
4コマ水産学、泳ぐ速度
4コマ水産学「サワラ」 pic.twitter.com/PEwqku96YE
— 高本 采実 (@ayamisummer) October 6, 2020
高本采実さんの4コマ水産学が、大変勉強になるので、紹介しておきます。サワラはメスの方が成長するのが早く、長生き。ということは大物はメスが多いということでしょう。
また、特筆すべきは泳ぐ速度です。あのスマートな体から、想像は容易いですが、80km/hから瞬間的には100km/hまで出るそうです。かなり高速リトリーブ中にガツンとヒットする理由は、ここまで速く泳げるから、と言えます。
サワラの釣り方、タックル
サワラの釣り方は、大きく分けて2つです。1つめはショアや船からキャスティングする「横」の釣り。もう一つは、ジギングや生き餌を落とす「縦」の釣りです。一つずつ解説します。
「横」の釣り
ショアからのキャスティング(ショアジギング)での釣り方、タックル
まず、堤防や磯などのショアからキャスティング、いわゆるショアジギングをする場合。おそらくサワラ狙いをする釣り人で最も多いのはこのタイプだと思います。
ショアからのキャスティングで重要なのは、サワラが届く範囲にやってくるかどうかです。そのため、ポイントとタックル選択が釣果に直結します。
ポイントに関しては、足元から水深があり、近くに25m以深のエリアがあることが条件と感じています。サワラはエサ場と深場を行き来します。ベイトが動き出す朝に時合いが集中するので、早起きは欠かせませんね。そして、ベイトが岸からどの距離に寄るかは、その日の潮や状況次第となります。
そのため、タックルは飛距離重視でロッドは10ft程度を選ぶと良いと思います。9.6ftを推奨しているサイトも多い中、あえて10ftをおすすめするのは、ポイントに届かなかったらその日は試合終了だからです。リールはシマノの4000番クラス(ダイワなら3500番)クラスで問題なしです。サワラを相手に早巻きすぎることはないので、ハイギアは必須です。
PEラインは太くても1.5号までにしましょう。それ以上は飛距離が落ちる影響が大きいです。
おすすめのロッドとリールを参考に貼り付けておきます。
船からのキャスティングでの釣り方、タックル
最近ブームになっている、サワラキャスティング。これは船からのキャスティングゲームです。そもそも専用ロッドが必要なジャンルではないので、7ftのルアーロッドを流用すれば問題ありません。じょにーはバスロッドを使っており、それでも問題なく90cmのサワラをキャッチしています。
沖では魚探を使ってサワラを探すことになります。船で群れに寄せることができますので、飛距離も重要ではありません。だから、ロッドはなんでもOK、になるわけですね。
強いていうのであれば、キャストするジグの重量を目安にしてください。40g前後までのジグを使用するなら、バスロッドを、60g程度を使用するならジギングロッドを使った方が扱い易いです。
こちらも参考を貼り付けておきますので、スペックを見てみてください。
「縦」の釣り
ジギング、泳がせ釣りでの釣り方、タックル
ショアから泳がせ釣りでサワラを狙う人は少ないと思うので、ジギング・泳がせ共、船から釣る前提で説明します。ジギングであればジグを、泳がせであれば餌となるイワシやアジを、船の真下へ下ろしていきます。
サワラの場合は、棚は底ではなく、中層であることが多いです。泳がせ釣りの場合は、棚を時々合わせ直しながら、アタリを待ちます。
ジギングであれば、一旦底を取ったあとアクションを入れていきます。効果的なアクションは日によって異なりますが、ワンピッチジャークや、ジャカジャカ巻き、フォールを組み合わせるとヒットパターンは見つかりやすいでしょう。
タックルはワラサを狙う時などの、一般的なジギングタックルで問題ありません。ジギングリールを使うと泳がせ釣りにも使えて一石二鳥です。今ではジギングリールもリーズナブルに手に入ります。
キャッチ率を上げるためのポイント
サワラをなかなかキャッチできずに、苦労をしている人も多いはず。その一番の理由は、サワラの鋭い歯「サワラカッター」でしょう。切断されないワイヤーリーダーを使うのも一つの方法ですが、食いが悪くなるという話もあり、私は使ったことはありません。(使っても十分釣れると思いますが)
ここでは私の経験から、サワラカッターをかわしつつ、キャッチ率をあげる方法を紹介します。
ジグは止めで食わせ、フォール時間は短く
サワラは、泳ぎが高速+直線的ゆえ、ベイトの捕食が、あまり上手ではありません。そのため、フォール中のバイトでは、ジグではなくリーダーにバイトしてしまうことがあります。フォール中にフッとジグの重さが消え、バッサリ切られているのがこれです。
フォール中にバイトが出ることも多いので、「食わせの間」を作ることは重要ですが、サワラに合わせた間にすることが重要です。そのため、フォール時間は短くするのがオススメ。フォールさせずに、ジグを止めて間を作ることも効果的です。
バイトが浅くなってしまうことを心配する人もいると思いますが、サワラがジグを咥えた後、一瞬ラインを緩めて合わせてやると、フッキングが決まりやすいです。
ファーストランは、落ち着いて走らせる
フッキング直後のサワラは、一気に走ります。強烈なファーストランなので、「大物だ!逃したくない!」と思って、無理をしてしまう人が多いようです。しかし、サワラは短距離走者なので、ファーストランは一瞬です。また、根に向かって走るわけではないので、糸を出して問題なし。
しっかりと走らせて、サワラの体力を奪いましょう。
寄せてから、最後にもう1回走ります
サワラとのやりとりの中盤は、意外なほどにすんなりといくはずです。「あれ、思ったほど大きくないかな」という感じ。しかし、ここで油断してはいけません。
リーダーが見えてきた頃、最後に必ずもう1回走ります。その時は、再度糸を出してOK。ここがもっともバラしやすい瞬間です。これをかわせば、サワラは観念します。無事にネットインです。
まとめ:サワラの生態を知れば、大物ゲット間違いなし
サワラの生態、釣り方、やりとりのポイントまでをまとめました。サワラは大きいし、釣って楽しく、美味しい、最高のターゲットだと思います。ポイントを押さえて、大物をゲットして下さい。
今日のまとめです。
<釣り人が知っておきたい、サワラの生態> ・名前の由来は、「狭腹」。「鰆」と書くが旬は冬。岡山で珍重される。 ・サワラは近年増加中 ・大物はメスが多く、80~100km/hで泳ぐことも
<サワラの釣り方、タックル> ・大きく「縦」の釣りと「横」の釣りがある。それぞれ求められるタックルの特性が異なる。
<キャッチ率を上げるためのポイント> ・ジグは止めで食わせ、フォール時間は短く ・ファーストランは、落ち着いて走らせる ・寄せてから、最後にもう1回走ります
それでは、またお会いしましょう。今日も最後まで、ありがとうございます。
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