あさりの砂抜き法5選。お湯を使った時短法や開かない場合の対処法

潮干狩りのあさり砂抜き方法 魚料理

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ご無沙汰しております。じょにーです。
みなさん、コロナ禍でもレジャー楽しんでますか?
屋外レジャーは、コロナ対策をしっかりして、楽しみましょうね。

 

初夏の、太平洋側の海レジャーといえば、潮干狩り。
私も、あさりが大好きで、毎年かかさず楽しんでいます。
特に、愛知県の三河湾は、遠浅で海水の栄養価が高く、全国的にもあさりの一大産地です。
ここ数年は、貝毒で潮干狩り場が閉鎖されることも多かったので、ますます潮干狩りが楽しみになりますね。
でも実は私、じょにーは、自分で潮干狩りに行くようになるまでは、
あさりはあまり好きではありませんでした。
理由はあの「じゃりじゃり。」
私はボンゴレ・ビアンコが好きなんですが、あの絶妙な味付けとあさりの風味の中に
砂が入っていると、一気にテンションが下がるんですよね。
同じように感じる方、いませんか?
そこで今日は、
釣り人
釣り人

あさりの砂抜きを上手にやる方法を知りたい。

砂の入ったあさりは嫌。できれば、早く完ぺきに砂を出したい。

砂抜きをする時の注意点ってあるの?

 

こんな人に、読んでもらいたいです。

<本記事の内容>
・あさりの上手な砂抜き方法がわかる
・砂抜きする時に気をつけるべき点が分かる。
・潮干狩りでとったあさりを美味しくする方法が分かる。

 

釣り経験は25年ほど、安定した釣果を出す方法を研究してきました。
海釣りが大好きで、釣った魚は自分で料理します。ととけん2級。
あさりの聖地、愛知出身。潮干狩りは毎年かかせないイベントです。

 

 

それでは、今日も参りましょう。

あさりの砂抜き方法5選

あさりの砂抜きには、いくつか方法があります。
定番の方法から、マニアの知恵まで
じょにーが試したことのある方法を、5つ紹介・評価していきます。

 

現地海水を使った定番の砂抜き方法

あさりを海水で砂出しする

まず、砂抜き方法としてド定番なのは、潮干狩りに行った時に、帰りに現地で海水を組んでくる方法。
これは時間はかかりますが、一番安定して砂抜きすることができます。

海水はどれだけ汲んでもタダですから、あさりがたくさん取れて、塩水が大量にいる時にもおすすめ。
取れたあさりの量にもよりますが、私の場合は、10Lくらいは持ち帰りますね。

多めに持ち帰っておくと、途中で交換したり、幅広く使えるので良いです。
あさりを海水に浸したら、新聞紙を上にかけ、涼しい場所に置いておきます(詳細は下で解説)

 

<海水がない場合は、自作の塩水でも砂抜き可能>

海水ない時は塩水で

海水を持ち帰る方が、100倍くらいおすすめなんですが、
潮干狩り場の潮が引ききっていて、全く汲めないとか、持ち帰る容器がないとか、
どうしても持ち帰れない場合は、自宅で塩水を作っても大丈夫です。

 

濃度は海水に合わせて3%で作成します。
500mlのペットボトルに対して、大体大さじ1(15g)が基本。
あさりがバケツに一杯取れた場合には、これでは全然足りませんので、塩も大量に必要です。

ちなみに、科学合成の塩化ナトリウム(NaCl)や岩塩だと、あまり砂抜きがうまくいかないんですよね。
海水塩がおすすめ(伯方の塩とかですね)。お値段もするので、ちょっともったいない気もするんですが、あさりさんに気持ちよく、ピューッとしてもらう必要があるのでやむなし。。

 

味の素を使った、時短砂抜き方法

味の素で砂抜きの時短法

時短塩抜き方法として、味の素を使う方法を紹介します。
わたしも、最初は信じられなかったのですが、味の素を入れると明らかにあさりの動きが活発になります!
まるで早送り映像を見ている感覚。

海の生き物ですから、おそらくアミノ酸に反応していると思うのですが、
調べて見ても文献等は見つかりませんでした(そんな文献書く人いない。。)

 

海水に浸したのち、様子を見ながらひとつまみずつ入れてみて。
入れすぎは禁物なので、あさりが動き始めたらそれ以上足さずに待ちましょう。
1時間くらいで砂だしが完了するイメージです。

 

ちなみに、中国では結構この方法で砂抜きされているようです。
アミノ酸で旨味もプラスされるのでちょうど良いかもね!

 

唐辛子を使った、時短砂抜き方法

唐辛子で砂抜きの時短法

こちらの砂抜き方法は、タイからの発信です。
実はタイは海鮮がすごく豊富な国で、貝もよく食べられています。
そんなタイで見つけた砂出し方法は、なんと唐辛子を入れるというもの。

 

やってみると結構パカーッと口を開けて、
「え、そんなに開いて大丈夫?」とちょっと心配になるレベル。
きっと辛いんでしょうね!ただ、あさりが死ぬわけではないのでご安心を。

 

じょにーの場合は味の素時短法の方を多用しています。なんかストレスを与えている感じがちょっとかわいそうで…。タイの優秀な知恵だと思います。

 

当日料理するなら、50度洗いという方法もありますよ

他のネット記事にもよく書かれていますが、50℃洗いという方法があります。

これは「ヒートショック」の原理を使います。
簡単にいうと、「死なない程度の熱いお湯に入れて、あさりをびっくりさせる」ってこと。
5〜10分程度で砂抜きできると言われており、
その日に夕飯に食べたい、急ぎの場合はこの方法もアリです。

 

しかし、50℃でコントロールするのがかなり難しいんです。
あさりを入れると温度が下がりますし、だんだん温度が下がってくるのに合わせて、
追加で湯を足す必要があります。

 

じょにーはこの方法でトライしましたが、温度が高くなって、あまり砂出しできないという事態に。
この方法をやるなら温度計は必須です。
温度が高くなると煮えてダシも抜けてしまいます。

 

食感が悪くなるので、なるべく他の方法で砂出しするのがおすすめです。また、50℃洗いで砂抜きしたあさりは保存がきかないので、その日のうちに調理をしてください。

 

口が開かない場合は、物理的に開いて身を洗う方法を

これは水産会社に勤めている知り合いに聞いたのですが、あさりの口をナイフで開いて、強制的に水で洗っちゃう方法があります。実はこの方法が結構おすすめでして、加熱するとどうせ口を開くわけなので、あさり自身に吐き出してもらう必要はないんです。

 

1つずつ口を開く必要があるので、たくさんはできませんが、今晩の分だけササッと砂抜きするには、この方法は確実です。何より、時間がかからないのが嬉しいですよね。

 

あさりの砂抜き注意点

事前の水洗い(腸炎ビブリオの危険性)

あさりを洗う様子

砂抜きをする前に、あさりをしっかり「真水で」洗いましょう。
ご存知の通り、あさりの貝殻表面には細かい筋模様が入っています。
この筋の間に、汚れや雑菌が溜まっています。

 

ゴリゴリと、強くこすり洗いすればOK。
「腸炎ビブリオ」という塩水で増殖しやすい雑菌は、口に入れると食中毒を起こします。
真水の中では生存できないため、事前に真水でこすり洗いをして、菌を減らします。

 

温度と明るさ

砂抜きの温度と明るさ

あさりの適水温は20℃。砂抜きもこの環境に合わせましょう。
つまり、「冷蔵庫で砂出し」はNG

あさりが寒すぎて、活動がにぶくなってしまいます。
キッチンや玄関先の涼しい所が最適です。
暗いところで砂抜きをする方が、圧倒的によく砂を吐きます。

砂の中で生活しているから、暗い場所の方が明らかに安心するんでしょうね。

 

水量と時間

あさり砂出し時間と水量

砂抜きする時の水量は、とても間違えやすいポイントです。
水をたくさん入れた方が砂を吐きやすいように感じませんか?

しかし実は、水をたくさん入れるとあさりは窒息してしまうんです。
(もちろん海ではたくさんの酸素が供給されるので、窒息しません)

 

そのため、砂抜きに最適な水量はあさりがちょうど浸るくらい。ニュッと水管を出したら、水面から出るくらいがベストなんです。

 

また、砂抜き時間は4〜6時間ほどで充分でしょう。4時間で一度確認し、たくさん吐いているようであれば、一度水を替えると最後までしっかり砂が抜けます。

 

底上げの重要性

底上げして砂抜きする

ここまできちんとやっている方はプロ級です。
これまで毎年、潮干狩りに行っては、砂抜きをして来ましたが、
底上げをするようになってからは、じゃりっとすることは1度もなくなりましたね。

 

プロ級と言っても、やること自体は難しくなく、あさりを平ザルに入れてから海水に浸すだけです。
こうすることで、吐き出した砂が下に落ち、あさりがもう一度吸い込むことを防いでくれます。効果抜群です。

平ザルのいいところは、あさりが重ならないところですね。
ステンレスのザルなら、海水でも錆びないので、安心です。

追加で「塩抜き」をやるべき理由

塩抜きが重要

砂抜きが終わったら、すぐに食べたいところですが、もう少しだけ待ちましょう。
時間にして2時間ほどの追加です。なぜかというと、砂抜きして水を捨てた直後のあさりは、まだ体内に海水を蓄えているから。その海水を抜いてやるんです。

 

そうすることで料理しても「あれ、思ったよりしょっぱい。。」なんてことを防げます。
さらに、塩抜きの間はあさりが呼吸できないため、ストレスがかかって旨味成分の「コハク酸」も、ぐんとUP!

海水を抜いて、旨味もアップで、あとはおいしい料理にまっしぐらです。

 

まとめ

本日のまとめです。

<あさりの砂抜き方法 5選>
・現地海水を使った砂抜きが定番
・味の素を使った、時短砂抜き方法
・唐辛子を使った、時短砂抜き方法
・当日料理するなら、50度洗いという方法もあり
・口開かない場合は、物理的に開いて身を洗う
<あさりの砂抜き注意点>
・事前に水洗いする
・20度前後の温度で、暗くして砂抜きしよう
・水量はひたひたで、4~6時間で充分
・底上げすると、吐いた砂を吸い込まない

・「塩抜き」すると、海水が抜けて旨味もアップ!

 

あさり料理

これであとは、酒蒸しでも、ボンゴレでも好きな料理にでどうぞ!
上手に砂抜きして料理すれば、ますます、あさりが好きになりますね。

今日も最後までありがとうございました!

 

 

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