どうもどうも、じょにーです。
別の仕事が忙しく、更新が滞ってしまいました。
ちょこちょこサイトを覗きに来てくれていた人もいて、申し訳ないです。
さて、ダイワとシマノ。日本の釣り具メーカーの二大巨塔!
これに異論のある方はいないでしょう。
日本の釣り人で知らない人はいない、一流メーカーです。
ある程度釣りを経験すると、ダイワ派?シマノ派?みたいな論争をちょいちょい聞くわけですが、今回はそこに踏み込んでみたいと思います。
ダイワかシマノか、どっちを買おうか悩むなぁ。
ダイワとシマノ、2社の違いってなに?
ロッド、リールでそれぞれ強いのは?
こんな人に、読んでもらいたいです。
<本記事の内容> ・ダイワとシマノの2社の違いがわかる。 ・ダイワとシマノがどちらも優れた企業であることがわかる。 ・ダイワとシマノのロッド、リールの特徴がわかる
釣り経験は25年ほど、釣れない中部で安定した釣果を出す方法を研究してきました。
海釣りが大好きで、釣った魚は自分で料理します。ととけん2級。
ダイワもシマノもどっちも好き。もちろん両方使います。
それでは、まいりましょう。
結論:ダイワとシマノはどっちも最高の釣り具メーカー
ダイワ派・シマノ派論争の記事は、実は、過去にもいろんな人が書いていて
結局この釣りは、ダイワの方が少し比率が高いとか、そういう着地点が多いんですよね。
で、はっきり言ってしまうと、これだけの規模の会社(どっちも東証1部)で、
明らかな優劣ってつかないですよ。
特に、釣りは趣味性の強い領域だし、道具選びも釣り人の感覚に頼るところが大きいので。
正解は、1つじゃないんです。どっちも正解。
釣り人ごとに、自分の基準と感性に基づいて、選択していくのが正解。
だけど、違い理解した上で選択すると、より納得の選択になると思うので、その辺を深掘りしていきます。
売上、シェア
まずは売上。
ダイワ(グローブライド)の先期売上高は、1003億400万円、純利益は47億円でした。
詳細は下を参照してください。
グローブライドの事業は、「フィッシング」「ゴルフ」「ラケットスポーツ」「サイクルスポーツ」の4つ。主力はフィッシング事業。
フィッシング事業の売上高は721億円で全体の約72%を占める。
一方のシマノは、先期売上高は、3780億4000万円、純利益は634億円。
主力事業は、「自転車部品」と「釣具」。
そのうち、釣具の売上高は799億円で全体の約36%を占める。
こうしてみると両社における釣具が占める割合が大きく異なっていることがわかる。
次にシェア。
2020年度における、釣具メーカーの世界シェアは
1位がダイワで、6.12%。2位がシマノで5.36%。
業界トップのダイワでも6.12%とは、意外とシェア分散されているんだなと思ったけど、
3位のピュアフィッシングは3%代だから、この2%の開きは大きいということだろう。
僕は、アメリカやタイでも生活して釣りをしていた経験があるけど、
どちらの国でも、必ずダイワもシマノも置いてありました。
両社が。圧倒的な世界企業であることは、間違いありません。
マーケティング、価格
僕が、ダイワとシマノを比べる時に、一番大きく違うと感じるのは、マーケティングの仕方。
例えば初級〜中級クラスのシーバスロッド。
ダイワのラテオとシマノのディアルーナのホームページはそれぞれこんな感じになっている。
ダイワ・ラテオの場合
ラテオのホームページは、まず最初に大野ゆうき氏の印象的な写真から始まる。
続いて、ロッドに使われている技術と特徴、番手別の解説、適したフィールドや適合ルアーの表、リールのコーディネート例、テスターインプレッション、商品に関わるビデオが4本アップも。そして、最後にスペック表…
購入検討者は、他のインプレページをわざわざ別で探しにいく必要はないし、
公式ホームページから、十分に商品の魅力を感じられる。
シマノ・ディアルーナの場合
シマノのホームページは基本的に、概要、特徴、仕様の3タブ構成。
で、概要は、特徴と仕様の情報が一部抜粋されて掲載されている。
特徴には、嶋田仁正氏のインプレムービーが1本。あとはインプレコメントがちょろっと。その下にロッド技術がちょろっと。
仕様には各モデルが狙ったフィールドや主要ルアーが記載されている。
以上。
シマノさん、情報量が少なすぎない??
一番許せないのは公式ホームページなのに、各モデルの画像が準備中ばっかりだということだ。
シマノのページはこんななので、僕はだいたいここから別のインプレなどを探しまくる。。
シマノは、ホームページ担当の方がいないのかな。。。
それとも、ホームページでは購入をキメに行かない販売戦略なのか。。。
とにかく、インターネットにおけるマーケティングでは、ダイワの圧勝と感じる。
でもって、価格も同じクラスのロッドだと、ダイワの方がシマノより少し安いことが多いのだ。
ラテオ・ディアルーナの場合もそう。
店舗・サイトで差があると思うが、ラテオ96MLだと実売21,000円前後、
ディアルーナ96MLだと23,000円前後。
ホームページでダイワの印象がいいとどうしても、ラテオ購入に至りやすいよね。
テスター
あとは、ダイワもシマノも、たくさんのテスターと契約しています。
同じジャンルのテスターでも、当然スタイルや求める釣具の性能が異なるので、
その思いは製品に反映されているでしょう。
特に、シマノだと村田基氏の意向は、かなり入っていると思いますし。
自分の好きなテスターさんがいるメーカーの製品を買った方が、
あなたの釣りの理想を叶えてくれる可能性が高いです。
ダイワとシマノ、それぞれのロッドとリール
ここからは、もう少し感覚的な意見をお伝えしたい。
それぞれのメーカーの一部の製品しか利用したことがないから、
意見に当てはまらない製品もあるんだろうけど、ご容赦くださいね。
まずはロッド。
ダイワの場合は、期待していた通りの使用感を得られることが多い。
ホームページで製品情報を読んで、店舗で触って、釣り場へ持っていく。
ルアーを背負った振り抜き感、魚をかけた時の強さ。スペック通りという印象を持つことが多い。
シマノの場合。
期待していた以上の使用感を得られることがある。
上で散々ホームページのダメ出しをしておいてアレだけど、使ってみると「おぉ、いいぞ…」ということが結構ある。
技術だけではなく、もっと感性を大事にしたモノづくりをしているのかもしれない。
ロッドにおいては、限界値の高さや、安定感を感じる部分が多いのだ。
釣っていて非常に気持ち良さを覚える。
次にリール。
シマノのリールは定評があるけど、僕が使ってみても、堅牢性と巻きのシルキーさには、特別な物を感じる。HAGANEギアが結構効いている感じがします。
それからドラグの狂いが少ない。
細かな調整ができるので、限界値に近い状態で勝負ができる感がありますね。
ダイワのリール。
ザイオン素材で軽量化に優れているところと、ATDが搭載されてからはドラグ性能が非常によくなりました。あとは、マグシールドとATDで、オートマチックにリールまかせにできるので、そういった意味では、とっつきやすいリールになっていると思う。
あなたが選択できる目を持たなければ、活かされない
そんなわけで色々と書いてみましたが、あなたの釣り具に何を求めるかという
感覚が明確になればなるほど、満足できる買い物ができると思います。
例えば、リールにオートマチック性を求めるなら、ダイワを選択
もっとガッチリ感を求めるならシマノを選んでみる、みたいな感じ。
反対に、自分の中に何の基準もないまま選ぶと、値段だけで選んだり、中途半端な選択になりやすいと思います。
ダイワもシマノもより多くの釣り人の要望を満たすために
釣りの種類も、各モデルのラインナップも相当充実させてくれてます。
メーカーさん本当にありがとう。
ダイワもシマノもどっちもすごいけど、釣りが好きならきっと長い付き合いになると思うから、両社の特性を理解して使っていきたいよね。
まとめ
というわけで、ダイワとシマノについて、比較してみました。
結局、けっこう個人的な意見になってしまったけど、参考になれば、うれしいです。
・結論:ダイワとシマノはどっちも最高の釣り具メーカー
・売上はどっちもすごい、シェアNo.1はダイワ
・マーケティング、価格はダイワが勝ち
・自分が好きなテスターのいるメーカーの製品を買うといい
・シマノのロッドは期待以上のことがある。ダイワリールはとっつきやすい。
・基準を持って道具を選ぶと、満足する買い物ができる
あなたの釣り具選びがもっと楽しいものになりますように。
今日も最後までありがとうございました!
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