ホームグラウンドの重要性:なぜあの人はいつも同じ釣り場にいるのか

論理的な釣り講座

※この記事にはプロモーションが含まれています。

こんにちは。じょにーです。
ホームグラウンドというと、どうしても野球場などを思い浮かべてしまいます。

 

釣り人
釣り人

あの釣り師、いつ行ってもあの場所にいるなあ。

今日の釣りはいつものポイントに行こうか、新しいポイントにしようか…

こんなことを思ったら、ぜひこの記事を読んでみてください。

 

現代はあらゆる情報にあふれ、釣りに関しても、スマホでいつでも簡単に釣果やポイントを調べられるようになりました。しかし、ネットには書かれていない情報も多いんです。いつも同じ釣り場にいる、あのおじさんだけが知っている、ホームグラウンドの秘密を解説します。

 

本記事の内容です。
・ホームグラウンドを持つ重要性がわかります
・ホームグラウンドの選び方がわかります

 

じょにーの釣り経験は25年ほど、釣れない中部地区で安定した釣果を出す方法を研究してきました。
海釣りが大好きで、釣った魚は自分で料理します。

 

それでは、本題です。

ホームグラウンドを持っていますか

ホームグラウンドとは、簡単に言うと、「よく通う釣り場」のこと。あなたの釣りの起点となる場所のことを言います。ホームグラウンドを持つことは、釣りの技術を飛躍的に向上させる、一つの有効な方法です。なぜなら、通うことでしか得られない情報があるからです。

釣りが上手な人は、ほぼ例外なく、ホームグラウンドを持っています。 最新の釣果情報やネットの情報をもとに、毎回違う釣り場に行っている人は、一度ぜひ同じ釣り場に通ってみてください。

同じ釣り場に通うことのメリット

いつ、何が、どこで釣れるのかを自分の目で詳細に確認できる

ネットや記事から得られる釣り情報は、実は非常に曖昧で断片的な情報です。
・◯月◯日に●漁港でアジが10匹釣れた、とか
・餌はイソメだった、とか。
中には面白く盛り気味に書かれたものもあるほど。これらの情報は、あまりアテになりません。

それに対し、釣り場で得られる情報は、
・いつ(◯月◯日の何時頃、もっと言うと潮位との関係も)
・どこで(●漁港で→漁港の大堤防の外側テトラの10mくらい先で)
といった情報の細かさになります。

さらに釣れ続いたのか、ごく短いジアイだったのか、特定の人だけ釣れているのか、どんな仕掛けなのかといった総合的な情報となります。どちらがより自分の釣りに活かせるかは明らかでしょう。

さらに通い続けることで、釣果がそのテトラ周辺に集中しているのか、群れが移動しているのかという、時間的にも連続的な情報に変わっていきます。

定点観測できるので、「なにが変わったのか」が分かる

同じ釣り場に通っていると、釣れる時と釣れない時のどちらにも必ず遭遇します。簡単にたくさん釣れた次の日に、ボウズだった経験をした人も多いでしょう。これが同じ釣り場であれば、「なにが変わったのか」を定点観測することができます。

例えば2日連続で釣行したとして、時刻と潮位が大きく違えば、それが釣れなくなった原因の可能性が高いですし、同じ時間帯で釣っているにも関わらず、前回ほど釣果がなければ、水温や風の影響かもしれません。

魚は小さな変化で行動が大きく変わりますが、同じ釣り場であれば、われわれ釣り人もその小さな変化を見つけやすくなるのです。

「変化点」に早いサイクルで対応できるので、釣りの引き出しが増える

釣れない理由(変化点)が見つかれば、次はその対応をとります。例えば、
・大漁だった日の潮位に合わせてみる、とか。
・釣れた時のように凪の日を狙ってみる、とか。
・それでも釣れければハリスを細くしたら、反応があった、とか。

釣果に繋がれば、変化への対応は正しかった、ということになりますし、釣れなければ他の要因を探るべきでしょう。 同じ釣り場であれば、変わった点だけに対応すればいいので、早いサイクルで色々試すことができ、釣りの引き出しが増えます

その釣り場のベテランと顔見知りになれる

初めて行く釣り場にも、「ベテランっぽい」人はいますが、本当にベテランかどうかは、釣り場に通ってこそ分かるものです。一方で、ベテラン釣り師の方も、初めて会った人に、自分の知識を教えることはないです。せっかく話しても活かされないですからね。

お互いに何度か釣り場で見かけて、顔見知りになってからであれば、普段は聞けない話が教えてもらえるかもしれません。

初めてのポイントで通用するスキルが身につく

こういったことを繰り返していると、ホームグラウンドで釣るためのキーポイントが分かってきます。その頃には、釣りに行って完全ボウズになることも、随分減っているでしょう。あなたがホームグラウンドで得たのは、エサの種類やルアーカラーなどと行った薄っぺらな情報ではないはず。釣りをレベルアップさせるための核心情報です。

そのスキルは、初めて向かった釣り場で、どこを攻めるか、どんな釣り方をするのかを絞り込むのにも、非常に役立ちます。初めての釣り場で魚を探すスキルも、以前に比べて、飛躍的にアップしていることでしょう。

どれくらいポイントに通わなければいけないのか

ここで、「どれくらいポイントに通わなければいけないのか」という疑問を持つ人がいると思います。何回くらい?何ヶ月くらい?という疑問です。

この疑問に対する、私なりの回答は「1年or50回」ですね。1回の釣行で、どれだけいろんな方法を試すかにもよるので、あまり具体的な回数で話をするのは難しいですが、1回/週釣行なら1年で50回になります。

少し頻度が下がっても、1年その釣り場に通い続ければ何か見えてくるものがあります。まず1つの釣り場を、周年通して見ることをおすすめします。

かくいう私、じょにーも、かなり通い込んでいた時期があります。当時は3〜4回/週のペースでしたが、これくらいのペースで通うとスキル習得のペースも速くなりますよ。

ホームグウランドの選び方

「四季を通して、さまざまな魚が釣れ、車の横付けが可能で、人も多すぎず、釣れれば大きい」という釣り場があれば理想的ですが、現実はなかなかそうはいかないものです。ここではホームグラウンドを選ぶ基準を具体的に解説します。

なるべく自宅に近い場所

「自宅に近い」という要素は、釣り場に通う大きな原動力になります。平日に仕事のある人であれば、その後に釣り場まで片道2時間の移動は、なかなか精神力が必要ですね。自宅のすぐそばであったり、通勤路沿いに海があればベストですが、釣り場まで1時間以内を目安にホームグラウンドを選ぶと良いでしょう。

地元でメジャーなポイント

自分だけの穴場を見つけたい気持ちも理解できますが、ホームグラウンドにはメジャーなポイントを選んだ方が良いです。釣り人の人数や、他の釣り人がどこで竿を出しているのかも、重要な指標になるからです。

自分が入る場所もないほど、混んだ場所はNGですが、地域で十分に実績のあるポイントの中から選択すれば、魚がいることは確実なため、「どうやって釣るか」に集中できます

ベテランっぽい人が、いつもいるところ

メリットにも記載しましたが、ベテランっぽい人がいる場所は、釣果が安定していたり、いろいろな魚が釣れたりと、釣り場として魅力的な場合が多いです。また、ベテランの仕掛けから学んだり、話を聞くことができれば、自分の疑問の多くを解消できるかもしれません。

 

まとめ:ホームグラウンドを持って釣りレベルをぶち上げろ!

ホームグラウンドを持ち、釣り場に通い続けることの重要性を理解いただけたでしょうか。ネットの釣り情報を見て釣り場に行き、なんとなく釣れたのと、自分で釣り場のことを理解して釣ったのでは、1尾の喜びも大きく変わります。ホームグラウンドに通って、「自分の釣り」を楽しんでください。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました